岩井優季ちゃん、可憐!



10月16日(日)は、新橋演舞場で「恋ぶみ屋一葉」を観劇。

12時開演の昼の部。



 (2日昼、14日夜につづいて、今月3度目の演舞場)



子役のおたみは、岩井優季ちゃん。すばらしく、かわいい。

一幕で、髪に挿しているかんざしをほめられたとき、はにかんだ表情で、かんざしの飾りを見上げるような目の遣い方をしたのが、愛らしく。三幕では、横浜に行くことになったおたみが一葉先生と別れるときの、淋しげで名残惜しそうな様子が、しみじみやさしい余韻となった。



この舞台のおたみ役は、至上のダブルキャストといっていい。ここまで、芝居の雰囲気に合って、かわいく、行儀よく、厭味のない演技をする子役をふたり揃えたことが、キャスティングの手柄。

この作品に出会えたことが観客として幸せだし、おたみ役を岩井優季、藤井あゆみというふたりの子役で見られたことは、まさに眼福。





第三幕で、高橋英樹さんの「かがめ」が「相場師の水戸」になって桃太郎芸者の前に現れる場が格別。楽しい。